昔ゲームセンターの筐体用マシンに、いくつかのパラメータを入力すると「あなたの余命はあと何年です」と色々な要素を含めてプリントアウトしてくれる余命時計的なものがあった。すでに死んでいると「あなたはゾンビです」とかね。多分にランダム要素が含まれていたけど、それはそれで結構楽しいものがあった。
今件の「Tikker」は、まさにその「余命時計」を腕時計に仕立てたもの。同梱されているハンドブックで各種チェックを行うことで算出される自分の余命を入力すると、リアルタイムに自分があと何年生きられるかがカウントダウンされる腕時計というもの。説明によれば「自分の余命をリアルに知ることで、時間の大切さを学び、計画的に有意義な時を過ごせるようになる」という話。
そのハンドブック自身が手元に無いから確認はできないけれど、イレギュラー的なものは想定されておらず、あくまでも老衰による死を対象としているらしい。
発想としては面白い。まさに「この発想は無かったわ」的なもの。最初に入力する「余命」の算出も精度としてはアレなレベルだろうから、深刻に考えることはなく、お遊び的なものと思えばいいんじゃないかな。
もっとも、科学が進歩して表示内容がかなり精度の高いものとなったり、神様のイタズラでリアルな時間を示すようになったら......まぁ、ショートショートの1本も書けそうだね。
(ソース:【Like Cool】)
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