居酒屋の料理でもお皿に盛られたお菓子でもショーケースに並べられた菓子パンでも、最後の1つというのはなぜか非常に価値のある、注目を集める、特別なものに見えてしまうモノ。その特性を活かしたのがこのMilkaチョコレートのキャンペーン。
あらかじめ1ブロック分だけ欠けた板チョコレートを販売するのだけど、各チョコレートには独自のIDコードが添えられている。そのコードをキャンペーンサイトに入力してログイン。一緒に贈り先の住所や簡単なメッセージを書きこんで入力すると、贈り先住所にメッセージと共に、最後の1ブロック分のチョコが贈られるというもの。
メッセージと共に贈り先に送付されたチョコは、何の変哲もないごく普通の1ブロック分のチョコでしかないのだけど、それが最後の1かけら、とっておきの1ブロックであることを知り、ちょっと嬉しくなってしまうという次第。
要はより多くの人に商品を知ってもらうための販促サービスなんだけど、1ブロックのチョコに新たな価値を見出させる、その切り口がステキ。日本でも容易に使えそうだよね、この手法。
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