"「大阪王将」の餃子 出前館でデリバリーサービス開始"で気づいたこと

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↑ 大阪王将


当方が良く知っている「餃子の王将」とは、ルーツは同じものの今では別のチェーン店である「大阪王将」。その「大阪王将」の餃子や中華料理の宅配サービスが始まったよ、という話。元々同店ではテイクアウトのシステムはあったけど、デリバリー総合サイト「出前館」経由でのオーダーが可能になるとの話。

で、それ自身はそれなりにチェックすべき内容ではあるんだけど、それよりもっと目に留まったのは、リリースで言及されていた、デリバリーサービス開始に至る理由。説明にいわく、「少子高齢化の影響や生活の多様化などにより外食全体のボリュームが縮小傾向にある」「調理されているものを自宅で食べるという"中食"は、ここ数年、社会や家族事情の変化とともに市場を拡大し、日本人の食に根付いたものとなった」というくだり。

スーパーやコンビニの惣菜への注力で中食需要が高まり、ファストフード、特に牛丼が押され気味という話は本家の月次業界レポートで繰り返し言及していたけど、外食産業全体も「食われている」ってことが業界側からの言及で明らかになったというのは、ちょっと注目したいところ。

生活の多様化はともかく、少子高齢化の影響で外食需要が低下するってのは、やはり子供連れの来客が減るとか、高齢者は和風・洋風を問わずレストラン系店舗は敬遠するってことなのかな。逆にシニア向けにアレンジしたスタイルの店があれば......と思うのだけど、少なくとも餃子やラーメンでは難しいか。

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このページは、不破雷蔵が2013年11月29日 06:47に書いた記事です。

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