↑ 某サイトで気になるタイトルをクリックしてみたら、たどりついたのはこんな感じのリンク集
最近、外部サイトのリンクとして多用されるようになってきたのが、直接表示されているタイトルの記事にでは無く、その記事へのリンクも含めたリンク集に飛ばすという方式。いわゆるアンテナサイトを経由させるというものだ。
表示されている記事タイトルをクリックした後のプロセスとして、1クッション合間に置く、いわゆる「クッションページ」を挟むのは、これまでの場合は多分に「本当にそのページに行ってもいいの? 間違ってクリックしたんじゃないよね?」という確認をさせるためのものだった。魚拓ページで用いられてるのがいい例だね。これは面倒なところがあるけど、多分に使い手、読み手側の安全確保という配慮があるので、特に問題にはならないし、不便さも覚えない。
でも今回取り上げたアンテナサイトをクッションページとして使う手法は、読み手には何のメリットも無い。配置側・運用側としては「アンテナサイトのアクセス稼ぎ」「他のページも見てよ的な強制的おすすめ」などの思惑があるのだろうけど。そして概して、こういうアンテナサイトを経由させるコンテンツは、その行き先もまた、リンクだけだったり中身がほとんどなかったり、「詳しくはこちら」的な感じで再びアンテナサイトへ飛ばす感じだったりする。
この手法、かつてはアダルト系サイトで多用されていた(今もされてると思う)。該当コンテンツへの欲求が強いアダルト系なら、これらを繰り返してでもアクセスしたいと思うだろうけど、普通のコンテンツでこれをやられると、正直ストレスが溜まるばかり。反発すら覚える。
クリックした記事タイトルが、リンク集の中で赤く表示されて「あんたのお目当てのコンテンツはここっぽいぞ」的にガイダンスしてくれるのはまだマシで、中にはそれすらなく、単にリンク一覧を表示して「そんなに見たきゃこの中から自分で探しな」的に打ち捨てるタイプのもある始末。
読者を蔑ろにするコンテンツは検索エンジンから村八分にされればいいのに......と思うのだけど、現状ではむしろこういう類のを優先表示する傾向があるのよね。実際検索をしても、この類のアンテナサイトが上位表示されることがしばしば。RSSなどで自動取得・自動更新していることもあり、更新頻度が高いのが理由なんだろうけど。
何かが間違ってるよなぁ、ホント。
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