パソコンゲームの開発・移植のサイバーフロント、解散へ

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2013年11月3日時点でのサイバーフロントのウェブサイト(キャッシュ)
↑ 2013年11月3日時点でのサイバーフロントのウェブサイト(キャッシュ)


主に国内外のパソコンゲームの開発、移植で知られていたサイバーフロント。加賀電子グループの完全子会社で、キッドのブランドを継承したことでも知られている。また日本では数少ない、海外のゲーム、特にガンシューティングやシミュレーション系のタイトルの移植をすることでも有名。

......なんだけど、事業が成り立たず、赤字が拡大するばかり(直近の平成25年3月期では売上8億4300万円に対し経常損失4億8900万円、純損失4億4400万円)。このままだと現在進行年度期で債務超過に陥りかねない状況に陥っていたこと、リリースの説明によれば経営陣の刷新など事業の立て直しを図ったものの「前経営者が構築した経営体制の立て直しは困難である」と判断、解散決議に至ったという次第。

昨日まではちゃんとビジュアル付きで色々と商品解説をしていた同社のサイト(上の写真参照)も、今見直したら発売スケジュールと更新履歴だけになってて、シンプルな感じに。来年1月23日発売予定の「東京新世録 オペレーションアビス」は出るみたいだけど、それ以降はアウトの模様。そもそもサイトから各機種別の解説だのダウンロードコーナーだのが一切消えている。オマケにYouTubeの公式チャネルからも収録動画が全部抹消されている始末(確認した限り、223件以上は収録されていたはず)。

それにしても解散決議関連で、親会社の加賀電子のリリースを貼りつけただけで説明オシマイってのはどうかと思う。まぁ、これも仕方ないのかな。

国内のパソコンゲーム市場サイズを鑑みると、採算が取れにくいってのは理解できるけど、やっぱりかなり寂しいものがあるねえ......。何か上手い方法はないのかしら。

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このページは、不破雷蔵が2013年12月20日 07:14に書いた記事です。

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