バーガーキングのノルウェー支社が運営するFacebookページには3万8000人もの登録者がいた。しかしその少なからずは「早くタダのバーガー寄こせ」「このクソまずいバーガーをどうにかしろ」などと罵詈雑言を浴びせるばかりの、いわゆる「荒らし」的な存在や無料キャンペーンにしか興味の無い、運営側からすれば好ましくない人たちも多数カウントされていた。
そこで同社では登録者に究極の選択を行わせ、振り分けを実施した。「本当にバーガーキングのファンですか?」との質問を登録者に投げかけ、「本当にファンだよ」という人は新しいFacebookページに誘導、「いいや、違うね」という人にはページから脱会させ、代わりにマクドナルドのビッグマック無料引換券のプレゼントを実施。
結果として3万人が脱会し、8481人が「真のファン」として残ったそうな。その残ったファンによってページ内の状態は鎮静化したというけど、再び登録されたらどうなるのかな、ということを考えると、効果は限定的な気が。ただ、取り組みそのものが珍しく、多数のメディアで紹介されて宣伝効果が得られたこと、少なくとも現時点でロイヤリティの低い、あるいはマイナスな登録者を除外できたので、切り口としては悪くは無い気もするね。
これってよく考えてみると、メルマガの登録者勧誘と同じ問題を抱えているんだよね。キャンペーンやプレゼントにつられて登録した人達の多くはロイヤリティが低いので、運営側は効用をあまり期待できない、と。リピーター問題と合わせ、色々と考えさせられる話ではある。
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