↑ Bucharest Traffic Police: Traffic News
すること、できることが飛躍的に増えて、これまでの一般携帯電話以上に、運転しながらの操作が問題視されているスマートフォン。いわゆる「ながら運転」は絶対にしちゃだめよという啓蒙活動は、世界各地で展開されている。普及に伴うこの問題も、世界共通のものなんだろうね。
今件はルーマニアで交通当局が展開したポスター。「真のニュースは道からやってくる。注意して」とのキャッチコピーと共に、運転中のドライバーがスマートフォンを操作しているようすが描かれている。パッと見だと「スマホで交通情報でも提供してるのかな。それにしちゃあ、運転中の操作は危ないってのに......」と思ってしまう。
ところがよく見ると、それぞれが持っているスマートフォンには対面からのバイク、トラック、そしてガードレールの接近のようすがはっきりと描かれている。つまりスマホ操作に夢中になっているあまり、目の前の対象物に気が付いていないということを、スマホに映った姿で現しているわけだ。この距離となるとおそらく一瞬後には......。
不注意の原因となるスマホに、よりによって事故の対象となるであろうものがはっきりと映し出されるあたり、多分に皮肉な演出、切り口といえる。
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