右の足が沈む前に左の足を前に出し、超高速で走れば水の上を渡り切れる......なんていう冗談は良くある話。また忍者の術の一つで水面上を走る「水とんの術」ってのもあるけど、あれも物理学的に無理なんじゃないの? というのが定説。しかしマレーシア・クアラルンプールでHong Leong銀行が展開したプロモーションでは、それが可能となった。
ただし水は普通の水ではなく、ウーブレック(Oobleck)と呼ばれる特殊な非ニュートン流体の特殊な水。見た目は水っぽく、慎重にゆっくりと棒を刺したりすると普通の水のような反応を示すが、スピーディーにつつくと固体のようなアクションを示すことになる。つまり、一歩一歩確実に足を踏み入れるとずぶずぶと沈むが、素早く走り抜けようとすると、水の上を走るような走行が出来るという次第。
今プロモーションで用いられたウーブレックはやや色がグリーンっぽく、掃除をしていないプールのように見えるけど、まぁ水と言われればそんな感じにも見える(観光地の海辺みたいだな)。あるいはホラーSF映画に登場する、流体の異星生物みたいな感じ。
なぜ銀行と関係あるかというと......説明によれば「動いてないと沈んじゃうよ(Get Moving)」そして「銀行を活用しよう(Get Banking)」というつながりらしい。要はタンス預金よりも銀行に預けたり運用したりした方がいいよってことなのかな。
(ソース:【Like Cool】)
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