自動車内の悲劇を繰り返さないためのアイテム「オペル・ガブリエル」

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日本同様欧州でも、夏場に子供を自動車に残したまま保護者が外に出ている間に、車内温度が上昇して子供が熱中症で命を落としてしまうという、いたましい事故が相次いでいる。それを受けてドイツの自動車メーカー・オペルと広告代理店が自動車のオプションとして展開したのが、この「オペル・ガブリエル」という仕組み。

動画では二人の息子を持つKenny Devlieger氏による発明品とあるけど、これはチャイルドシートの重量センサーなどと連動したキーリング。重量センサーが作動している、つまり子供がチャイルドシートに乗ったままの状態で一定距離が離れる(5メートル)と、「子供を残しているよ」とのアラートが鳴る仕組みとなっている。さらにチャイルドシートの温度が一定以上に上昇すると、さらなる警報が鳴り、強い注意喚起をキーリング経由で親に教えてくれる。

仕組みとしてはそれほど複雑なものではないけれど、非常に有益なシステム。是非とも他の会社でも、あるいはチャイルドシートと連動する形での販売も展開してほしいよね。

ちなみに「ガブリエル」とは天使の名前。メッセンジャー的な役割を担うと描写されることが多い。子供の守護天使的な、危険を知らせるメッセージを知らせてくれるという意味では、まさにぴったりな名前だな。


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このページは、不破雷蔵が2014年1月13日 07:27に書いた記事です。

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