古今東西国内外を問わず、家猫の習性の一つとして、新聞など紙の類に異様なまでの関心をいだくというものがある。自分が容易に造形を変化させられるその様相が面白いのか、あるいはカサカサという音が何気に楽しいのか。ホビーのようなものだと考えているのだろう。もっとも飼い主からすれば、しわくちゃ、ちりぢりにかみ砕かれた紙片を目の前に、頭を抱えることになる。
その際たるものがトイレットペーパー。かさかさ的な音はしないものの、ホルダーにセットしてあればからからと音を立てて動き、外れてからも適度な柔らかさと壊れやすさを有している。遊びと狩猟本能が入り混じる、まさに野生に戻ったかのような「猫まっしぐら」的な挙動を繰り返すばかり。
見ている分には楽しいのだけど、後始末のことを考えると、頭痛の種。「永久プチプチマシン」のように、下手に散らばることなく、猫たちの遊び感のみを満喫させられる、そんな夢のようなトイレットペーパーみたいなものを創りだすことが出来たら、物凄いヒット作になるのだろうなあ。地球にも優しいし(笑)
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