【Googleによるコピーサイトへの手動ペナルティが本格化している模様】
この手の話は、自分のサイトがいつのまにか理由も分からずこの判定を受ける、というリスクについて想像を働かせながら考える必要あり。http://t.co/TSTNYRlbeT http://t.co/QDaS560DmC / "Go..." http://t.co/LGlDDAe7ce
— CK@デジモノに埋もれる日々 (@ckom) 2014, 1月 31
元記事のタイトル、及び元記事で参照しているGoogleのステートメントの記事では「コピーサイト」という表現がなされているけど、実報告を見る限り、いわゆる「2ちゃんねる系まとめサイト」のいくつかが直撃弾を受けている。実はこの動き、Googleの公式フォーラムはともかく、2ちゃんねるの関連スレッドでも数日前から伝えられており、それらしい動きはアンテナに引っかかっていた。
元々この時期はビジネス・一般系のサイトはアクセスが減り、エンタメ系サイトはアクセス状況が二分化される。受験や転勤、引越しなどでアクセス環境や状況が変わるからね。ただし今件はそれとは別の動き。
元記事でもこちらのチェックスレッドでも「ペナルティ」が手動か自動かが明記されていないので判断はできないのだけど、恐らくは手動によるものなのではないかな。Googleの声明は手動によるペナルティうんぬんとあるわけだし。
ただねえ。検索をする上でのノイズ、つまり検索結果の品質を落としているものは、今回話題に登っている中小のサイトはもちろんだけど、むしろ大手なのよね。やるならざっくりと、大手までも含めて。そうでなければ一連の動きはかえって理不尽で不公平なことになる。無論これは単に「2ちゃんねる系まとめサイト」に限らないけどね。
一連の話は動物アップデート、いわゆる「パンダ」「ペンギン」「ハミングバード」で、かえって検索結果にノイズが増えたのが原因であって、今件のようにモグラたたき式に対処しても、あまり意味は無い気がする。大本を絶たなければ繰り返されるだけ。
そして多分に、独善的な判断は誤爆を生むことになる。「効果はあがったからいいじゃない?」とドヤ顔されても、それ以上の誤爆(つまり善良なサイト、真面目なサイトへの理不尽な自動・手動ペナルティ)を生み出したのでは意味が無い。田んぼのごく一部に潜む害虫退治に火炎放射器を用いて全部焼きつくし、「退治しました」と胸を張る業者に、あなたはどんな心境を抱くかな?
リソース面での費用対効果を考えたら、「この数年間分のアップデートの類を根本的にやり直したら?」というアドバイスに落ち着くような気がする。
コメントする