↑ 主要立候補者別・世代別得票率(2014年2月9日実施・東京都知事選挙、東京都選挙管理委員会発表値・TBS東京都知事選挙特別番組"東京2014"を基に概算)(世代別有権者動向)
↑ 前回(2012年12月)都知事選における世代別投票率(東京都選挙管理委員会発表値)
先日掲載した【東京都知事選挙(2014年2月9日実施)投票動向分析】。いまだに「本家などに分析記事を挙げたいのぉ、くやしいのぉ」状態が続いている......のはさておき。補足的なグラフをいくつか。上のは前回記事の最後に挙げた、主要候補者別・対有権者比の得票率を別の切り口から見たもの。
「若年層ほど前回選挙からの投票率の下がり方が大きく、高齢層はほとんど落ちてない可能性」と言及したけど、恐らくその推測は正しいんじゃないかな、という感じがますます強くなってきた。前回の都知事選と比べても(その他候補への投票分もあったとしても)若年層における灰色部分のボリュームが大きすぎる。50代と60代との間に大きな隔たり、そして20代と30代にも似たような下げ方が。
今回の都知事選での投票率低下の動向としては、「50代以下層で一段階の下げ」「20代でさらにもう一段階の下げ」という、二段式の下げ方が起きている。60代以上では前回都知事選と比べてもさほど低迷はしていないはず。4か月後位に公的な世代別投票率が出たら、分析は必要だねえ。
原因はいくつか考えられる。積雪という悪天候が一つ。月曜を代休にすると四連休という長期旅行にはうってつけの日取りとなってしまったのが一つ。そして若年層を白けさせるような選挙戦が展開され、多くの若年層が投票したい候補がいなかったというのも大きな要因だろうね。都政について考えてほしい、語ってほしい、知りたいにも関わらず、候補者の多くも報道も、やれ脱成長だの原発だのと、都政から離れたことをアピールするばかり(中にはウソやデマまで使われる始末)。一部の熱狂的なファンを得たかもしれないけど、逆にそれが多分の人達、特に若年層をがっかりさせた、関心を薄れさせた気がしてならない。
ちなみに確定得票数はこちら。
↑ 立候補者別得票数(2014年2月9日実施・東京都知事選挙、東京都選挙管理委員会発表値、小数点以下省略)
色々とひっぱり出してくる必要もあるだろうから、あらかじめ作成しておこうということで。
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