「運転スマホ」防止に9歳の子供が教えてくれたもの

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小型で軽量、お手軽に操作ができることから、いつでもどこでもついつい操作をしてしまう、そして夢中になってしまうスマートフォン。一般携帯電話の時にも問題視はされていたけれど、高機能化されたことで、スマートフォンでの「ながら操作」はより一層大きな社会問題となっている。

中でも強い懸念がなされ、実際に事故も起き、公的機関などが啓蒙活動を続けているのが「運転スマホ」。要は運転中にハンドルを持ちながらスマートフォンを操作し、注意が散漫になったりハンドル操作をミスり、事故を起こしてしまうというもの。やっちゃいけないとわかっていても、つい手をかけてしまう。これが怖いのよね。

そこで発案されたのが、この「親指チェック(Red Thumb Reminder)」なる方法。やり方は簡単で、右の親指の爪の部分をマニキュアなどで赤く塗るだけ。ハンドルを握る時、さらには仮にそれをしながらスマートフォンを持とうとすると、必然的にこの赤い爪が目に留まる。派手な色に注目し、なぜ自分が色を塗ったのかに気が付き、スマートフォンの使用を止めるという、「気付き」を与える仕組み。あるいは自動車そのものを止めてから、スマートフォンを操作するという選択肢を取るかもしれない。ともかく「運転しながらのスマホはダメ」との注意を頭に呼び起こす効果がある。

説明によると発案者Steve Babcock氏は、自分の9歳になる娘が指に糸を巻き、学校への忘れ物をしないようにしているのを見て、この方法を思いついたのだそうな。

シンプルだけど分かりやすい、そして誰もが容易にできる、ちょっと良い方法だよね。特に男性の場合、赤のマニキュアを見て妻や娘を思い起こすトリガーになるってのも、プラスに働くかもしれない。


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このページは、不破雷蔵が2014年2月21日 07:27に書いた記事です。

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