諸表各種を見直すと、既存の事業は横ばいか減縮の一方で、上記2部門の伸びがあり、今後の成長が期待できそうだよというのがひしひしと伝わってくる。 ...のは分かるんだけど。この2本の柱だけミクシィを支えるのはちょいと荷が重いような。結婚支援事業は手堅いかもしれないけど、法規制リスクがあるのに加え、主事業のmixiとの連動性が難しい(色々な意味で)。「モンスト」は「パズドラ」のようなタイトルにまで押し上げられれば良いけど、チップをそれだけに張るってのはあまりにもリスキー。率直な感想としては「気持ちは分かるが、はしゃぎ過ぎではないかな?」という雰囲気がする。 一方で、一番肝心な、手堅い、だからこそ改革が必要な本事業のmixiについてはゆるやかな開放政策を取るのみ。これも方向性としてどうなのかな、という議論が必要なレベル(既存利用者、新規加入予備軍的な人たちの需要とは違うベクトルに進んでいる感じ)。そしてmixiの関連情報は今回もほとんど開示されず、【定期更新記事:mixi動向(Q単位)】における更新も出来ない状態。 四半期決算説明会資料を見て、思わず頭に今記事のタイトルが思い浮かばれた次第。
↑ 説明会資料より、今後のミクシィの方針をアピールするキャッチコピー
先日ミクシィでは2013年度第3四半期の決算短信と関連資料を公開。買収した結婚支援事業が堅調なのと、アプリの「モンスターストライク」が結構良い塩梅なので、赤字が縮小。今後は黒字化しそうだよ的なことが書かれている。これを受けて「事業再生にはめどがついた。今後は再成長でござるの巻」ということもあり、経営陣の刷新も行うとの話。
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