【食パンの一斤の定義はどのように決められているのですか。(農林水産省)】
先日別件で食パン周りの調べ事があり、その際に確認したお話。そういやスーパーなどでの表記はさり気なく見ているけど、明確な定義って知らなかったよな......と。基準が無ければサイズを少しずつ小さくしちったり、スカスカな食パンを創って「これでも一斤です」とかいう誤魔化しが出てきたりしない? とかちょいとばかり不安に。
でも安心。説明によれば、現在の定義としては「包装食パンの表示に関する公正競争規約」があり、それによれば1斤=340グラム以上とされているのだそうな。ありがちな正方形のものの他に、長いタイプのものとかもあるけど、それらも全部合わせ、340グラム以上の組合せで1斤と計算するとのこと。
ちなみにさらにさかのぼって全国公正取引協議会連合会ホームページ公表資料「包装食パンの表示に関する公正競争規約施行規則」で確認すると「包装食パン1個の重量が340グラム以上のものについては、「1斤」と表示する」「包装食パン1個の重量が340グラム以上のものについては、1斤を340グラムとして換算した重量を斤を単位として表示することができる」とのこと。
なお元記事の農水省の話では、「食パン」という名前は明治初期頃に東京で山形のパンが販売された際、主食用のパンということで付けられたそうな。案外歴史としては新しい方なんだな。
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