ドイツの筆記用具ブランド「ファーバーカステル」によるCI的なプロモーション活動のお話。同社の商品の一つ、多種多様な色を持つペンを使って好きな絵を描かせたり、ペンそのものを使った造形を創り上げるという子供向けのイベントを開催。子供達は自分達の発想力を活かして色々な絵を描いたり、カラフルなペンの組合せによる造形を仕立て上げる。
ひとしきり遊んだあと、子供達は映画館で映画鑑賞を楽しむ......のだが、その間、スタッフたちは子供が創った造形をもとに、色々な切り口での映画ポスターをデザインしていく。そして映画館の待ち合わせ室のデジタルサイネージに表示させたり、プリントアウトして待機。
映画が終わって館内から出てきた子供達は、先ほどまで自分達が創っていた造形が、立派な映画風のポスターに変身していたのを見つけてびっくり。自分が創ったものが映画になったような気分にすら浸ってしまう。
以前【子供のお絵かきを一生の宝物に仕上げる、3Dプリンタ活用法】でも紹介したけど、子供が無邪気に作り上げた絵や造形が、立派なものに仕上げられると、小恥ずかしいところもあるだろうけど、同時にとても嬉しくなるんだよね。発想したものが自分の力量の無さで十分に体現化できなかったものが、ちゃんと補完されていたりすると、喜びもひとしお。プリントされた疑似映画ポスターは、きっと一生の宝物になるに違いない。
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