【もしも渋谷スクランブル交差点を横断する人が 全員歩きスマホだったら】
ドコモ公式サイトのプレスリリース関連の一覧には掲載されておらず、プレスリリースポータルサイト経由のみでの配信という、ちょっと変わったスタイルで公知された、ドコモの研究映像。【日常的な歩きスマホ率2割強、やってることはメールや通話、乗換案内検索】など本家サイトでも何度か取り上げている、「歩きながらのスマートフォン操作」、いわゆる「歩きスマホ」についてのシミュレーション。
想定としては、東京・渋谷のスクランブル交差点を舞台とし、その場を行きかう人が全て歩きスマホ状態だったらどのような事態が発生するのか、ということを、検証したもの。動画は公開されているけど、前提条件の詳しいデータとか、当然乱数を用いているだろうからデータのぶれが生じるわけだけど、そのぶれがどのような分布だったのかとか、誰かが衝突なり転倒した場合にはその周囲に居る人が気をつけて注意力が高まる、あるいは「歩きスマホ」状態を解除するといった、よりリアルな挙動設定はしているのかとか、知りたいことが全然記述されていないのが残念。
結果としては1500人の利用者に対して、横断が成功した人は547人でしかなく、衝突が446件、転倒が103件、スマホが落ちてしまった人が21件という、散々な状況に。これはあかんわ。
面白い実験ではあるし、十分アピール効果はあるんだろうけど、色々と惜しいんだよねえ。英語版の提供が無いとか、さ。
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