【「退避勧告」が発出されている国・地域への渡航は厳に控えてください。】
↑ 「退避勧告」が発出されている国・地域への渡航は厳に控えてください。
スマートフォンや廉価なデジタルビデオカメラの普及、YouTubeの高解像度化、インフラの整備などで、誰もが容易に動画をアップロードして世界にお披露目できるようになった時代。紛争地域では各陣営が積極的に自陣営の雄姿と敵対陣営の不利な、あるいは狼藉の類を撮影して掲載、プロパガンダ的な情報戦が繰り広げられている。加工されていない生の動画だったとしても、それが全般的、俯瞰的なものでない限り、カメラを向けた人の意志が働き、恣意的なものになってしまう以上、宣伝として使われ得るのは仕方がない。
一方、それらの映像が蔓延し、しかも受ける=ページビューが跳ね上がる状況を見て、危険な国や地域にわざと足を運び、そのようすを映像にとらえてアップロードしてウケを狙う事例が出てきているという。そのような状況を踏まえ、外務省側が勧告を発することとなった。
要は「受け狙いで危ない場所に行くと命が無くなりかねんぞ」ということ。この辺はジャーナリストも慈善団体もあまり変わらず、ハイリスクなことには違いない。
ページビュー稼ぎのために渡航し、自分自身がネタになるなんて、笑い話にもならないからね。「どのような目的であれ渡航は厳に控えてください」との文言にある通り、妙な気は起こさないのが一番。
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