「信じられないほどの驚きの旨さ」をアピールしたいペプシMaxが、イギリス・ロンドンのバス停留所で仕掛けた、AR(拡張現実、Augmented Reality)を使ったプロモーション。ガラス張りの、どこにでもあるようなバス停留所の一面に仕掛けを施し、ガラス越しの背景にかぶさる形で、多種多様な演出を見せるようにしたもの。
停留所でバスの到着を待っている人は、何気なく視界に留めた停留所の側面のガラス越しに見える、向こう側の情景に腰を抜かすほど驚くことになる。突然の轟音と共に落下する隕石、マンホールから現れる巨大なタコの足、突如空からやってくるUFOの群れ、宙を駆る風船おじさん、目からビームを放つ巨大ロボット、こちらに向けて突進してくる虎......まぁ、そのリアルさに「何事か!?」と皆が立ち上がり、唖然とする。
ちょいと冷静さを取り戻して凝視すると、それがARによるもので、実背景とかぶせたフェイクによるものだと分かるのだけど、「信じられないほどの驚き」を印象付けさせるのには違いない。ネタがばれたあとはむしろ楽しむように、ガラスの向こうに行って自分自身とフェイクの画像を重ねあわせておどけてみたり、記念撮影をするようになって、別の意味でもアピールできる次第。もちろん「ペプシMax」のロゴがどでかく書いて、商品名を知らしめることは忘れていない。
日本でも容易にできそうで、何だか色々と応用も効きそうだよね、これ。
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