↑ ヤングキングアワーズ2014年6月号
表紙はオ、じゃなくて「ドリフターズ」。さすがに表紙掲載で休載ってことはなく、ちゃんと今回は載っていたので安心。実時間にすれば数分もないんだろうけど、迫力のあるコマ割りとリアリティ豊かで緊迫感にあふれるアングルによるシーンの連続で、その場のアクションが実映画のように脳内に再生されるあたり、やはり鬼才的なものがあるよなと再確認させてくれる。
で、いつもは巻中にさっくりと載ってるジオブリピンナップが今回は巻頭。目次では一番最初。ページ数は1ページに変わりないんだけど、ちょいと驚いたな。何かの心境の変化、編集部側のスタンスでもあったんだろうか。変化といえば「ますらお」がいきなり(でもないようだけど)最終回でこちらも驚き。内容や読者からの反応はともかく、それなりに勢いはあったようだけど、やはり時勢というかテーマがなあ......という感はある。ほぼ同時期に始まった「MUJIN」は料理系の描写などが面白く、本編の流れに良いアクセントを与えてくれるので、続いてほしいな。
最終回といえば「超人ロック」も今編「風の抱擁」が最終回。でも次号から早速新章スタート。詳細は不明だけど、「クアドラ」シリーズのようにまた近代だと嬉しかったりする。さらに「ワールドオブエンブリオ」は次号最終回。ドタバタ感は続く。
ちょいと気になるのが大石先生の「ライプニッツ」。得意なジャンルのはずなんだけど、どうもいつものノリというか勢いが感じられない。具体的にどこがどう、とは示せないんだけど、なんか「違う」という雰囲気。描きこみはやたら細かいんで気合いが入ってるのは間違いないんだけど、セリフが多いのと何か無理してるイメージがあるのよね。いや、気のせいなんだろうけど。
ああ、ちなみに「アルペジオ」は休載。数日前に編集部のツイッターが謝罪してたので知ってたけど、連載初じゃないかな。代わりにいつも巻末に載ってる「アドミラリティ・コードを探せ」が見開きで掲載。まぁ、これはこれで良し、と。
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