いわゆる不条理系CMの最たるもの的な感じ。元々日清食品では最近、カップヌードルの「現代のサムライ編」など、ちょいとばかりネジが外れているタイプのCMが多く展開されているけど、これはずば抜けている。「カレーメシ」そのもののリリースを見返すと、「進化する視点と幅広いジャンルでの強力なビジュアル開発力によるトータルなクリエイティブワーク」をこなす佐藤可士和氏がトータルプロデュースをしているということだから、今CMも氏の意向が色濃く出ているんだろうなあ。 このタイプのCMって、受けているうちはいいけど、ある日突然、ふっと醒められてしまうことがあるんで、結構注意が必要なのよね。短期決戦タイプみたいな、と表現すれば分かるだろうけど。それと、見方を変えれば、あるいはすでに気が付いている人も多いだろうけど、何となく前世紀、1970-1980年代の古いテレビCMのような印象が強いのよね。ちょいと画像をぼかして、何も解説せずに見せたら、恐らくはその時代のCMと勘違いしてしまう人は多分にいるはず。そのクラシックさ、なつかしさがかえって斬新さとなって表れているんだろうな。見方を変えれば、その世代へのアピールを狙っているのかもしれないけど。
先日【レンジでチンするカップカレーが「カレーメシ」に・「日清カレーメシ」4種類、日清食品から発売】で紹介した日清食品の即席カップライス商品「カレーメシ」。これのテレビCMが色々な意味で注目を集めているらしい。確かに「カレーメシ」そのものが比較的印象深い、これまでとは性質の異なる商品であるだけに、「なんか違う感」を体感させてくれるのには違いないのだけど......
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