【 放送現場の疑問・視聴者の疑問 > 「違法」と「不法」の違いは?】
↑ 「違法」と「不法」、違う?同じ??
先日の2ちゃんねる周りの記事でちょいと気になったこと。法令上の「不法行為」ではなく、単純な「違法」「不法」の言葉の意味について、ちょいと怪しいところがあったので色々と調べたところ、ここが一番分かりやすいかなということでチェック。
「違法」は純粋に各種法令に反していること。行うとお縄になる。それに対して「不法」は「違法」だけでなく、社会的な決まりごと、暗黙の了解、倫理的観念に反したことなど、適切な該当法令が見つけにくい、ないものに対して使われる言葉。明確に法令違反でもニュアンス的に和らげるために「不法」を使う事例もあるけどね。ただし「不法行為」となると民法上の特別な意味合いがあるので、「違法行為」よりも意味は狭くなる......んだけど、「不法行為」を民法上の表現として用いる事例ってあまり無く、単に「不法」な「行為」として使う場合(少なくとも言葉を発する側がそのようなニュアンスで使っている)が多々あるので、一概には言い切れない。
で、さらに似たような言葉として「不当」もあるけど、これは法令には反していないものの、法令も含めた各種制度の目的を考えると適切ではない場合に用いる言葉。「不当な利益をあげる」とかね。
でもこれらの言葉って、結構境界線があいまいなんだよね。さらにそのあいまいさを認知した上で、意図的に境界線上の解釈ができるような形で使う場合があるからややこしくなる。気を付けなきゃいけないなあ、これは。
コメントする