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↑ ヘルプマーク
先日知った、東京都が昨年10月から行っている施策の一つで、考え方としてはマタニティストラップや自動車の初心者マークなどと同じ。義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方のように、パッと見では分からないけれど、援助や配慮をしてほしいなあという希望がある人のための、さり気ないアピールのためのしるし。都営地下鉄の各駅や都営バスの営業所などで申し出があれば受け取ることが出来る。このヘルプマークを有している人に対しては、公共交通機関などでの配慮をお願いします、というもの。
松葉杖を使っていたり包帯で患部を覆っていたり、お歳を召していたりといった、一見して配慮が必要な人はともかく、見た目では分かりにくい、でも生活の上で何かと難儀をする状態にあるってのは、実は案外多い。内臓障害・疾患が良い例。そういう人たちが難儀をする表情を見せても「フェイクじゃないの?」と怪しまれたり、それ以前の問題で気がつかれない場合、多いのよね。そしてそういう人たちは概して自分のその状態に気負いを持っているので、口にするのもはばかられる。結果として辛い思いをしながら公共交通機関を使わなくてはならなくなる。今ヘルプマークは、そのような不幸を少しでも減らすためのモノ。
見た目で判断されないと、本人がいくら難儀していても見向きもされない。むしろ難儀しているふりをして、かまってもらったり、楽をしたいんじゃないか。そう思われることって、実は多いんだよね。このマークで少しでも、そういう問題を解消できればいいなぁ、と思う。まずはこのマークの存在と意味を知らないと、その期待もできないので、覚え書きも兼ねて。
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