例えばこれ。どんな基準で抽出したか分からないけど、エゴサーチで判明した。しかも同じ内容のツイートが4アカウントでほぼ同時に行われている。ぼかしをかけたリンクは短縮(恐らく2重短縮)で展開機能ではURLが分からないようにしてる http://t.co/KaUvCA6ya2
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 4月 15
ツイッターの特性を悪用したスパム系の悪質広告・問題アプリなどへの誘導アカウント・手法が後を絶たない。先日見つけたのはこんなスタイルのもの。人気のあるツイートのテキスト部分を抽出して、それに広告なり悪質アプリへの誘導短縮URLをリンクさせ、ツイートするのを定期的に行う、悪質bot。
アカウントをたどるとツイートのテキスト部分は多種多様で、順に読むとまったく脈絡は無い。しかも短縮リンクは皆同じ。「ぼくがかんがえたさいきょうのびじねすもでる」と思っているのか、あるいはこれ系の商材が出回っており、それを使っているだけなのかもしれない。
ともあれ、短縮URLで飛び先が分からない物は観ないのが鉄則。自己解答・事前表示の機能を実装した環境でアクセスしていても、二重圧縮をしていたり(一度圧縮したURLをもう一度圧縮する)、対応外圧縮サービスを使っていたら対応できないからね。
↑ 該当スパムのツイートタイムラインと観測できた類似スパムアカウント
結局スパムをする側もあまり運用時に手間がかかるようだと、コストパフォーマンスの点で割りが合わなくなるのでやらなくなるのよね。だから極力手間のかからない方法を使いたがる傾向がある。必然的に、傾向をつかみ、尻尾を抑えれば、芋づる式に判明していく、と。ツイートの内容は全然つながりがなく、指定しているURLは圧縮状態で皆同じ。また、別々のアカウントだけど、指定している圧縮URLは皆同じ。これじゃ同一人物だとアピールしているようなもの。
チェックされやすいキーワードを盛り込むことで、リアルタイム検索や一般の検索に引っかかって、URLを踏んでくれればという思惑なんだろうけどね。mixiのプロフィールでも似たような切り口のが流行ってたよなあ。今でもやってるのかしらね?
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