↑ ヤングキングアワーズ2014年7月号
表紙は今回最終回を迎える「ワールドエンブリオ」。締めにふさわしいデザインの表紙。長年構築されたストーリーを上手に絡めた、しかも読み手を納得させ、満足感を覚えさせる終わり方。最近の長編ものとしてはなかなか見られない、良作が終わった感じ。巻頭カラーじゃなかったのが残念。こりゃ当方の状況が回復したら単行本を一挙に揃えてガッツリと読み直したい。代わりに、というわけじゃないけど巻頭カラーは「ライプニッツ」。前作から色々と引きずっている感があって、なんか無用にごちゃごちゃしてて読みにくくて、大石先生っぽくないのが気になる。作風を変えたのかもしれない。
「ジオブリピンナップ」はいつも通りカラー。サービスシーンのようだけど、どうも背景の面積が広くて「時間が無いのかリソースが割けないのか」と逆に不安を覚えさせるデザインというは配置。「蒼き鋼のアルペジオ」は今回ちゃんと掲載。派手な戦闘シーンが続くけど、どうもアニメのと色々被っちゃって読みにくくなった、のは当方だけか。こちらも時が来ればまとめて単行本読み派の作品の一つ。
「超人ロック」は新章スタート。「ラフラール」って誤植かよと思ったら、「ラフノール」のその後の物語。時代的には第一次銀河連邦の末期あたり、かな。周辺環境の状況説明がなされるであろう次回以降に期待。「スピリットサークル」はのんべんだらりとした時間が経過していく......けどこれもまた、ざっとまとめて読むと「ああ、なるほど」という流れなんだろうな。この先生の作品には特にそういうのが多い。「トランスノイド」は急に話が進んだ雰囲気で、これ下手するとそろそろ終息? という感がしてきた。あるいは次なるステップのためのひとくぎり??
「ドリフターズ」は首都防衛戦の終了と群雄割拠の予感。ってことはドリフターズの他のメンバーも出てくるのかな、というあたりに期待。なお「オービタリア」は休載。
...次回予告見たら、やっぱり「トランスノイド」は最終回だったよ(´・ω・') 色々と伸ばせるネタがあちこちに仕込まれててまだまだ先に展開できるはずだったんだけど、まぁあれだ。打ち切り、なのかしらね。
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