これまでにも何度か紹介した、世代間・文化間ギャップの実情を楽しむ(からかうって意味じゃなくて純粋にその違い、反応から新たな発見を見出すという、学術的見地によるもの)リアクションシリーズの最新作。パソコンやスマホなどでバリバリにネットアクセスを決める10歳前後の子供達に、1980年代のパソコン、アップルIIを見せたら......というもの。
フロッピーディスクドライブを有し、マウスも無く、インターネットに接続もしておらず、黒い背景に緑色の文字、そしてテキストベースの画面。一応キーボードは今も昔も変わらないので、パソコンだということは理解できるようなんだけど、「なんかでけーぞ」的な第一印象が多いのが、これはこれで味わい深い。
スイッチの場所が分からない点から始まり、立ち上げまでにやたらと手間がかかることに頭をかかえ、何をすればいいのかわからずに色々とタイピングをするけど、エラーが出て途方にくれる。コマンドプロンプト部分に「Google」と入力したのは、逆に新鮮だな。
フロッピーを受け取ってゲームを起動させると顔色が変わるけど、やはり昨今のゲームに慣れている子供には今一つ受けが良くない。インターフェイスの便利さに慣れてしまうと、パソコンなどはパソコンそのものとしてよりは、単にアプリを動かすものでしかいって認識なんだろうなあ、と。ある意味それはそれで正解なんだけどね。
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