ミクシィが「mixi」の「ミクシィ」でなくなる日

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↑ ミクシィ売上高四半期ベースの推移


ちょいと前までのようにも思えるけど。日本最大級のソーシャルメディア「mixi」の動向を精査し、本家サイトにて定期的に分析記事を挙げていたわけだけど。開示情報が一つ減り二つ減り、そしてついに記事作成に必要な情報が開示されなくなって、定点観測記事を止めてからどれ位たっただろう。

その「mixi」の運営母体ミクシィが昨日付で2013年度の決算短信を発表。それに伴い説明会資料も公開された。定点観測記事の展開再開を夢見ながら、四半期ごとにチェックを入れているんだけど......今回の分では、さらに「mixi」に関する情報は縮小化。まぁ、それも仕方がない。何しろ「mixi」本体の売上は漸減する中、結婚支援事業と「モンスターストライク」の売りあけがボンガボンガ伸び、あっという間に「mixi」の売上に数倍する額を叩き出してしまったんだから。そりゃあ注力したくもなるし、はしゃぐのも分かる。

実際に目を通してもらえば一目瞭然なんだけど、各事業の説明ページ数や表記内容、ビジュアル的なイメージを見れば、ミクシィがどこに力を注ぎ、今後メインに据えようとしているかは一目瞭然。ざっくばらんにいうと「まぁもうmixiはしゃーないから、そのまま現状維持? できればいいなぁー。それよりモンストとかのコンテンツ領域や結婚支援事業とかのライフイベントに力注ごうぜ」って姿勢がバリバリに分かる。

それが会社の方針ならそれもアリなんだろうね。元々イー・マーキュリーって社名を主要事業の「mixi」に習い「ミクシィ」と変えたわけだけど、再び社名を変える日もそう遠くはないかもしれない。

データの開示がほとんど無くなったので状況把握が出来なくなったんだけど、実利用ユーザー数って今はどれ位なんだろうな。決算短信そのものを見てもそのものの数字は見つからないし。

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このページは、不破雷蔵が2014年5月15日 06:54に書いた記事です。

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