先日紹介した【ラグと共に過ごす...もし自分が数秒遅れの実体験の中で生活するとしたら】や【イルカやザトウクジラの素晴らしい映像が個人で撮れる時代に】の派生型的な実証実験の映像。ラジコンで動かせるクワコプター(ヘリコプターみたいなやつで、回転翼を4つ有していて安定性の高い空中機動機)にビデオカメラを実装するところまでは他の発想と同じなんだけど、それとHUDを組み合わせ、自分の視界をクワコプターと連動させてしまったというもの。要は地面に居ながら空を飛んでいるかのような、クワコプターに乗っているかのような視覚体験が出来るというもの。
実映像を観ると「ああ、この発想はなかったわ」的な感がある。首を動かすとちゃんとそれに連動してクワコプターに搭載したカメラが上下左右に動いており、自分の挙動に従い視界=実社会が見えていく。視界を動かしながら同時にコントロールパネルでのコントロールってのは結構難儀する気もするけど、案外うまくやっている。操縦している自分自身を映すあたりは、奇妙な未来感すら覚えてしまう。
日本でも似たようなコンセプトでビジネスをやろうとしてコントロールに失敗して墜落し、危うく大事故になりかけた事例があって、色々と物議を醸しているし、本家サイトで先日紹介した記事【すべて良くなるとは限らない...実現したらマズイかなとアメリカで思われている科学技術たち】にもある通り、アメリカでも全面的な利用解放には反対の意見が多いけど、今後も色々と面白い発想の体現化がなされることだろうね。
コメントする