コカ・コーラを通じて世界の人たちにもっと、ちょっとでもいいので幸せになってほしいという、同社のキャンペーンの一環として行われた、粋なサービスのお話。場所は中東のUAE。いわゆるオイルマネーで潤いまくりということもあり、世界各国から出稼ぎの労働者たちがやってきている。当然、故郷にいる家族とは離れ離れ......だが、国際電話の料金は高く、話すらしばらくの間出来ていない。数分でもいい、直に声を聞きたいというのが彼らの願い。
そこでコカ・コーラ社が提供したのがこの特殊な国際公衆電話ボックス。この公衆電話ではコインの代わりにコカ・コーラのキャップを投入する。そしてそのキャップで3分間だけ自由に国際電話が使えるような仕組みとなっている。出稼ぎの労働者達はこぞっていつも飲んでいるコーラのキャップを握りしめて並び、家族の声を直に聞き、会話を楽しんだ次第。
もちろんコカ・コーラ社からすれば採算はとれないけど、元々慈善事業なことから、お金の問題はさほど気にならない。継続配置ではないんだろうけど、ひとときの間でも人々には良い機会となったに違いない。仕組みはシンプル、コカ・コーラが求めている「自社製品を通じて世界の人たちに笑顔を与えたい」と直結してイメージできる、面白い仕組みではあるわな。
(ソース:【The ADS of the World】)
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