ビックコミックスピリッツの印刷実績

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↑ 雑誌印刷実績変移(ビックコミックスピリッツ)(部)
↑ 雑誌印刷実績変移(ビックコミックスピリッツ)(部)


続いて話題のビックコミックスピリッツの印刷実績。前四半期比ではマイナス4.3%、前年同期比ではマイナス9.5%。雑誌の実情を知らないと「なんかすっげー下がってねぇ??」という印象しか出てこないんだけど、実のところ男性向けコミック誌ってのは相当苦境な状態にあり、これでもまだマシな方。スピリッツだけがマズイヨマズイヨ的な状態にあるわけじゃない。

一方で前四半期比を逐次算出した場合(詳しくは後日本家サイトで)、データを公開している各誌において、ビックコミックシリーズでは「ビックコミック」本家に次いで、「ビックコミックスピリッツ」の下げ率は大きなものとなっている。「ビックコミックスペリオール」の12万台部と比べればまだ余力はあるけど、切羽詰っていることに違いは無い。

例のアレの関係で久々に連続して「スピリッツ」を買ってざっと読みしたけど、例のアレ以外でも、全体的な雰囲気として、何というのかな、荒々しさというかトゲトゲ感の強い、それでいてまとまりがない印象が強いのよね。以前購読していた時と雰囲気が随分変わったというのが大きな印象。編集方針が変わったってのも大きいんだろうなあ。

うーん、なんて例えればいいんだろう。昔のヤングマガジンみたいな、そんな感じ?? 明らかに読者ターゲットが変わってるよね。【広告出稿用の公開データ】で確認すると、想定読者は20代から30代前半・団塊Jr.世代までの若いサラリーマン大学生。現状より若い年齢層にウイングを広げます。しかも女性読者も意識し云々とあるけど......ぶっちゃけ、今件のアレで全部台無しになった感は否めない。

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このページは、不破雷蔵が2014年5月17日 17:41に書いた記事です。

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