今ではパソコンだけでなくどこにでも持ち運べるスマートフォンを用いて、時を問わずにアクセスできるようになったインターネット。電子メールやブラウジングだけでなく、多種多様なアプリケーションやウェブサービスを利用する根幹となる、日常生活において欠かせないインフラ的な存在となっているわけだけど、普及をし始めた1990年代においては、「恐る恐る触れねばならない畏怖的な、でも何だか未来的な機能を持つ、今までの概念では理解しにくい素晴らしい技術」としての立ち位置のものだった。インターネットってなんぞや? 的なテレビ番組や教養プログラムも多数展開されており、そのうちの一つ「The Kids' Guide To The Internet(子供向けインターネットガイド)」を、今現在の子供達に見せたら、どんな反応を示すのか、という社会実験の映像。まぁ、いわゆる「世代間格差を検証するシリーズ」という次第。
インターネットに関しては自らバリバリ経験し使いこなしている子供達から見れば、あまりにも当たり前すぎる、あるいはあからさま過ぎる映像内の解説に、あきれ返ったりツッコミを入れたり、面白がったり、気恥ずかしさを感じたり......。インターネットに関する解説そのものに加え、当時の教養系映像の切り口にも面白みを覚えている様子。
でもよく考えてみると、インターネットに初めて触れる状況ってのは誰にもあったわけで、今回ツッコミを入れている子供達も、幼い時には似たような場面を実体験しているはず。それを考えると、気恥ずかしさを覚える、笑いを隠せないのは、自分達の感覚ではもっとずっと幼い頃にしていたリアクションを、自分達と同じ位の人達、さらには大人たちがしているという点にあるのかもしれないね。
ちょいと探してみたけど見つからなかったのが残念なんだけど、この「1990年代のインターネット啓蒙番組」を、今のシニアな人たちに見せたら、どんな反応を示すんだろうな。
(ソース:【Most Watched Today】)
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