600ページ分のボツネームをネットで公開するという切り口

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【ネーム600ページ描いたけど出版社でボツになったので......そんなSF漫画がネットで公開】



ネタとしてはちょいとばかり古くなった感はあるけど、覚え書きも兼ねてこちらで紹介。引用元の説明にある通り、豪快にも1年間に渡り作り上げた600ページものネームがボツ扱いになったため、それをネット上に公開したというお話。数ページ、数十ページならまだしも600ページってのがちょいとボリューム感的には前代未聞、みたいな。っていうかこれ、ネームどころの話ではないわな。

没になるまでのプロセスが描かれていないので担当部局とどのようなやりとりがあったのかは不明だけど、ざっと見た限りではYouTube版にあるコメント(詐欺のもの除く)の通り賛否両論という感は否めない。面白いという評価がある一方、洗練さの点で今一つ、特にストーリーの部分でハートをつかみきれないという点で、同意をせざるを得ない。オーソドックスだからこそ安心して読めるってのはあるけど、だからこそ、という感じ。

本当に受けるのか否か、商用ベースのものとしてのレベルに達しているのか否かってのは、これからの公開に対するリアクションで分かるはず。あるいは手立てとして、キンドルを使って自己電子出版をしてみるとか、ウェブサービス上で有料公開するとかいう手口もあるはず。昔のように「ボツった、しゃーない」で終わるような時代ではないのだから。

......と書いていたところ、


という話が。商業的にどうなるか否かはともかく、話が進んだことは、素直に評価したい。昨今では文字ベースの小説もコンテスト的に集約サイトでウェブ上での披露から出版っていうスタイルが増えていることだし......今件は商業化へのきっかけとしては面白い事例になるかもね。

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このページは、不破雷蔵が2014年6月26日 06:42に書いた記事です。

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