ミニサイズで高品質な映像を長時間撮影出来て、過酷な環境下でもへっちゃらなタフネスさを誇るデジタルビデオカメラGoPro。身体に実装することで自分の視点をそのまま記録映像としてレポートしたり、小型の動体アイテム(ラジコンとかね)に取り付けて新たな切り口の「取材」レポートを展開するなど、映像分野で革命的な動きを後押ししている。今件も恐らく、その動きの一ページとして刻まれるであろう作品。
説明によれば南アフリカで頭上にGoProを実装しマウンテンバイクを駆り、その情景を撮影していたMalcom Fox氏。突然道脇から現れた3人の武装集団に行く手を阻まれ、拳銃を突きつけられ、自転車や携帯電話、自動車の鍵、さらにはサングラスまで奪われてしまう。影を見るに氏は抵抗する様子も無く両手を挙げて、降参の姿勢を示していたこともあり、一味はそれらの品々を奪い逃走。
しかし氏の頭上にあったGoProに一味は気が付かず、あるいは手を出さず、氏はその様子をとらえた映像を確保。映像には一味の所業、そして顔がばっちりと映っていた。この記録を氏は警察に提出し、2日程で3人の賊はすべて身柄を拘束されたそうな。
奪われた品々が戻ってきたか否かまでは分からないけど、まず命が無事で何より。そして犯人逮捕がなされて、これまためでたし。そして偶然とはいえ、GoProがこのような映像をとらえ、事件解決に貢献し、さらに今回のように公開されたことに、少々驚きを覚える次第。もう少し技術が進歩してGoProがさらに小さなものになれば、このような映像もさらに増えてくるのだろうな。
(ソース:【Most Watched Today】)
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