↑ 実証分析入門 データから「因果関係」を読み解く作法
こちらも先日当方のツイッターのタイムライン上に挙がって大いに話題となったネタ...というか題材。データ分析のための解説実用書で、調査結果などで呈されるデータを基に、相関関係では無く因果関係の推測方法を解説するというもの。数式に頼ることなく云々ともあり、あれ、何だかネタ云々じゃなくて結構よさげじゃない? とか思った一冊。
...ではあるんだけどね。各章のサブタイトルが「え? これ何かハッキングを受けたとか、ネタじゃないの?」的なものなので、思わずお茶吹いた状態。例えば一部を挙げると
第2章 実証分析の落とし穴: こんなの絶対おかしいよ
第3章 確率統計の基礎: 高校時代に逢った、ような......
第4章 OLS: わたしの、最高の友達
第5章 重回帰分析: 魔女の作り方
第6章 決定係数R2: ☆もりはつ☆の59%は勢いで出来ています
第7章 仮説検定(1): お前はもう死んでいる
第8章 仮説検定(2): 私が死んでも代わりはいるもの
第9章 さまざまなモデル: ダミーも、交差も、あるんだよ
...こんな感じ。全部で27章まであるんだけど、すべてがすべてこんなノリ。ネタもとは「まどかマギカ」をメインに、ガンダムやらエヴァやら北斗の拳やらラピュタやら宇宙戦艦ヤマトやら、いわゆるネットスラングでよく使われるような言い回し、名セリフ、タイトル名がぎっしりとそのまま、あるいはパロディ化されて使われている。
文面の内容までこのノリならそれはそれで快挙なんだろうけど、恐らくは中身はごく普通の解説書...だと思いたい。どちらにしても、タイトルだけでも十分に話題性を集めることができるマーケティング法として、十分成功したといえるんじゃないかな。実際、中身と合わせた元ネタ探して調整するのって、案外大変なのよ。その労苦は報われているはず。
二番煎じ以降は色々と大変だろうけど。
ああ、各章のサブタイトルが、それぞれの元ネタのキャラクタのCVで脳内再生されていく...(笑)
(ソース:【ツイッター】)
コメントする