大人向けのお子様ランチがちょいとした流行になっているとの話

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【豪華版"夢の一皿" 大人のお子様ランチ人気(大阪日日新聞)】
【カフェレストランメニュー 「大人のプレート」が大人気5月から新メニューも追加に(PDF、ホテルグランヴィア大阪)】

↑ 「大人のプレート」~なつかしのお子様ランチを少し豪華に
↑ 「大人のプレート」~なつかしのお子様ランチを少し豪華に)


 このうち、ホテルグランヴィア大阪(大阪市北区)のカフェレストラン「リップル」はことし1月から、オマールエビやビーフシチューなど本格的な食事を味わえる「大人のプレート~なつかしのお子様ランチを少し豪華に」(税込み2200円)を開始。当初はランチで注文する主婦が多かったが、次第に女性会社員や男性会社員、男女がデートのためディナーで楽しんでいる。順調に注文が増え、当初の予想を大きく上回る4倍の月約400食が出ているといい、担当者は好評な背景に「乗っている料理を一品ずつ頼むよりも、このプレートにすることでお得感を感じてもらえているのでは」と推察している。

大人の趣向の変化と共に、子供の趣味趣向がそのまま大人に引き継がれて、姿形を変えた新たな商品動向、社会傾向となる事例は、実は案外多い。「オトナ買い」はその最たるもので、具体的な商品名で限っても、例えば「大人の科学」は良い例。子供の頃に出来なかった夢を、大人になって果たすようになる。それだけ色々と余裕が出来てきたということなのか、それとも情報の集積が多様化してきたからなのか。

今件の「大人向け・お子様ランチが静かな人気」という話も、結構意外さを覚えるものがあったけど、じっくりと読み直してみるとなるほど感。「客層は高齢者や主婦など幅広く、中には親子が注文し、好きな一品を分け合って楽しむ姿も」「ネーミングで興味が引かれるのとともに、少量多品目なことが現代の需要に合っているのだろう。多くの人に喜んでもらっている」という点は、中堅層以降に人気がある懐石料理的なものと考えれば理解はできる。また、ファミリーマートの「男の」シリーズも、複数人数で分け合って食べる需要から女性にも受けるようになったとの話があるので、そういう需要にもマッチしてるのだろうなあ、と。

あるいはアレかなあ。つまみ食いをいっぱいしているような気分になれるってのもあるのかもしれないなあ。またはバイキング料理でちょっぴりずつ取り寄せるみたいな、そんな感じ? バイキングではお皿の上に多種多様な料理を少しずつ乗せて、それで自分のテーブルまで運ぶと、確かに幸せになれるよね。

コンビニ弁当あたりでも、このコンセプトを用いて、「オトナ・お子様ランチ弁当」なんてのができるかもしれないな。冷凍食品でパッケージごと解凍すれば一挙に完成するってのがもし作れるのなら、結構ヒットする気もするのだけど。素材によって解凍の適温が違ってくるから難しいんだろうけどね。

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このページは、不破雷蔵が2014年6月 9日 06:21に書いた記事です。

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