【Google検索で「ロリ」がブロック? 「特定ワードの検閲はしない」とGoogle】
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ここ数日来Google検索で「ロリ」というキーワードに性的な言い回しを加えると、従来ならばそれに該当するコンテンツが表示されていたものが、表示されなくなった、ブロックされた云々という話が出回っている。で、上記記事によれば特定キーワードでの検閲はしていないとの話。タイミング的に児童ポルノ法改定案の衆院通過にタイミングが合致したので、それ絡みではという噂がボンガボンガと。
もっともこの系統のコンテンツへの検索結果精査の話は海外ではずっと前から問題視されていて、アップデート絡みでも昨年秋に発表されており、遠くないうちに逐次導入するという話はあったので、それがたまたまタイミング的に合致しただけかもしれない。比較検証した検索結果画像などがないのだから、比較のしようがないし、ね。従来からそのようなキーワードを使うことも無いので当方も検証しようがないし。関連サイトを複数所有し、検索結果のアクセス解析を分析すれば、相関関係として推測することはできるだろうけど、それは従来のアップデートでも良くある話の一つに過ぎない。引用文では「パンダアップデート 4.0」との関連も示唆されているけど、それにしてはタイミングがずれているので違うっぽいし、そもそも海外で同じ時期に似たような状況が発したということも見聞きしていない。
さて。こういう仕組みを導入することが可能であるのだから(実際にどうやったのかは分からないけど)、記事題名にある通り、「まとめ」「速報」「アンテナ」のようなキーワードも同様の措置をとってくれるとありがたいところ。「アンテナ」については色々と工夫が必要になるけど、検索結果のノイズでしかないものが多分にある現状(日本においては、ね)では、品質向上という観点で、むしろ「ロリ」よりも有効ではないかという所感。もっともこの類のはいたちごっこ的なところがあるので、すぐにタイトル名を変えて対抗してくるんだろうけどね。
【俺は題名が表示されている記事そのものを読みたい、リンク集を観たいんじゃないんだ】でも触れているけど、情報を探しているユーザーが何を求めているのか、何を知りたいのか。それと、人気投票なり更新性について、相関関係と因果関係をごちゃごちゃに考えるロジックの組み方は、そろそろ止めた方がいいんじゃないかなぁと思うのだな。例え技術が優れていても、その技術の運用の仕方を間違っているのでは、良い結果は生まれ出ないものだからね。
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