「あ、事故だ」カメラを回していたら反対車線で次々と......

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カリフォルニア州・サクラメントで起きた自動車事故を撮影したもの。交通事故における心理状況、社会現象的な反応を知る意味でも、非常に貴重な映像。動画は高速道路で事故が発生して消防車などが処理をしている場面から始まる......のだけど、直後に撮影者が「おーまいがーっ」と叫んでカメラを右側にパーンする。

するとそこには反対車線の様子が映し出されるんだけど、目の前で次々と玉突き衝突事故が起きていく。一台は分離帯に突っ込む、煙を吐いて止まった車両にさらに後続車両が衝突し、衝突された方は勢い余って一番最初の事故現場近くにまでスライド移動。最初の事故の現場検証をしていたと思われる警察官も慌てて無線機を取り出し、何らかの連絡をしている。恐らくは応援要請の類だろう。

見た目が派手な事故が起きると、その周辺を走る他のドライバーの注意がその現場に向けられて、他への注意が散漫になり、事故を誘発してしまう。事故が起きると周辺で連鎖反応が起きやすいのは、これが主要因なんだなというのがよくわかる。最初の事故そのものの物理的影響で、他の事故のきっかけを作ってしまうってのもよくある話だけどね。

今件事故は複数のニュースメディアでも報じられたようで、その後の様子も伝えられている。


まぁ人間心理として、何かトラブルが生じているのが視界に留まったら、そちらの方を向いて注目したくなるものだよな。自分自身にも影響が生じる何かが起きたのかもしれない、と。でもその行為、配慮が逆に事故の引き金にもなりうる。気を付けねば。

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このページは、不破雷蔵が2014年6月15日 07:26に書いた記事です。

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