↑ 無登録で金融商品取引業等を行っている者に対する警告
・掲載されている無登録業者について、必ずしも、現在の無登録営業の状況を示すものではありません。また、その業者名及び所在地等についても、現時点のものでない場合があります。
昨日ツイッターで連絡を受けて金融庁のアカウント経由で関東財務局のページや金融庁のサイトで確認して、一瞬腰が抜けた感覚を覚えさせた話。要は許可を受けずに勝手に金融商品取引業を行っている・いた業者の一覧が公開されたわけだけど、いかにも胡散臭そうな名前の会社・団体に加え、「え!?」と思わせるような超大手企業の名前もざくざくと。
これって結構大事じゃないの......? と思うのと共に、何となく違和感。で、それらの名前の詳細部分を確認したところ、なるほど納得。これらは一見超大手企業そのものやその関連会社のように見えて、その実は「そう思わせる」ためのフェイクに過ぎなかった、まったく無関係の存在だったというオチ。
仕組みは大きく2通り。一つは実在する大手企業の名前そのものを使った偽証。これはもちろんアウト。そしてもう一つはその大手、あるいは大手の関連企業に見せるため、巧みに名前の一部を使ったもの。例えば大手企業として「株式会社ふわりん」があるとしたら、「ふわりん株式会社」とか「ふわりん商事株式会社」という名前を語り、同じような会社に思わせた次第。さらにリリースでも「上記は、勧誘資料等に基づいて記載しており、「業者名等」「所在地又は住所」は虚偽の可能性があります」とあり、語られている社名やら住所そのものまでダミーの可能性もある。
こういう手口は例えば郵便を使った某抽選システム関連でもよく使われている話ではあるけど、注意するに越したことは無い。まぁ、美味しい話は得てして勝手に転がってくることはない、と。電話勧誘なんかが好例だよね。
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