【乳幼児(特に1歳以下)のボタン電池の誤飲に注意!-重症化することを知らない保護者が6割も!!】
消費者庁では、乳幼児の保護者約3,200人を対象としてボタン電池の誤飲に関するアンケート調査を実施しました。その結果をみると、ボタン電池の誤飲のおそれ及び重症事例の存在を知らない人が約6割でした。
例えばボタンや紙くず、ビー玉、さらにはたばこの吸い殻といった小さなものを子供が誤飲してしまうというトラブルは昔から注意事項として挙げられているわけだけど、時代の流れと共にここにボタン電池が加わるようになった。最近では半ば使い捨てな形でボタン電池を使う電気製品も増え、ボタン電池を使う場面も増えているからね。便利なんだけど、それだけリスクも体現化される。
で、個人的には「小さなものの誤飲はリスクとしてはどんなものでも存在しうる。ボタン電池も小さい物品だから確率論的にはゼロじゃない」という程度の認識しかなかった、当方も。で、この消費者庁の通達と関連映像を見てびっくり。ぺたりと内臓器官の内側に貼りつき、しかも放電してその部分を侵食してしまうリスクがあるとのこと。詳しい説明はリリースにあるけど、化学熱傷(化学物質による皮膚・粘膜の損傷。化学物質そのものによる細胞の障害や、二次的に生じる発熱作用などによって局所の炎症や組織壊死が引き起こされる)が発生しうる。また実例で「放電の影響で気管と食道に穴が開き、2か月入院した」というも見受けられる。
「ボタン電池を放置しているわけじゃないから大丈夫」と思うかもしれない。というか当方もそう思ってた。でも実例を確認すると、子供が勝手にボタン電池の入ってる物品のフタを開けたり、おもちゃが壊れて電池が中から出て、それを飲みこむという話が結構ある。リスク要因として、覚えておくべき事象だね、これは。ボタン電池を使う機器は結構多いんだし......って今ではライト付き耳かきなんてのもあるのか。
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