↑ 「ダメな科学」を見分けるための大まかな指針」のポスター
震災直後の「買占め良くない」や「脱水症状を避けるための簡易ポカリメニュー」の類の、フリーな標語ポスターを思い起こさせる話。大本は英語の記事【A Rough Guide to Spotting Bad Science】でそれを翻訳したものだそうな。まぁ例のなんちゃら細胞周りで需要が生じたのもあるんだろうけど。
項目は「扇情的な見出し」「結果の曲解」「利益相反」「相関関係と因果関係の混同」「推測表現」「小さすぎるサンプルサイズ」「代表的でないサンプル」「対照群が無い」「盲検試験が行われていない」「結果のいいとこ取り」「結果に再現性がない」「ジャーナルと引用数」の12種類。詭弁の何箇条的なところもあるし、半分ぐらいは昨今の「まとめサイト」問題にも適用できそうな気がする。......というよりは少なからずが科学的な検証内容・論文そのものじゃなくて、そういったものを伝える記事に関するツッコミな気がするのは当方だけだろうか。
先の「買占め良くない」は一時期お店などにも貼られて見かけたことがあるんだけど、今件のはどんな場所に貼られるのだろう。大学などの研究室? 新聞やテレビのデスク? いずれにしても一般の人が目に留めることは無い。もっともツイッターのリアクションを見ると、いくつか「貼りましたよ」という実例もあるので、あるいはそういう場面の画像も出てくることになるんだろうな。
「ダメなまとめサイト」を見分けるためのおおまかな指針、なんてのもこれを基に作ってみたいな......時間と気力の余裕があれば。
(ソース:【ツイッター】)
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