↑ ヤフー知恵袋
CGM(Consumer Generated Media、利用者が内容を創って行くメディアのこと。ブログや掲示板、ソーシャルメディアなど)の代表的なサービスの一つ、Q&Aスタイルのものとしてはカカクコム同様に日本ではメジャーなYahoo!知恵袋。利用者が多くターゲットも絞りやすいことから、本来は禁止されている商用利用的な使い方をする人が増えているのも事実。巧みに返答の中に自演的な自サイトへの誘導を絡めるのはまだマシで、質問とその返答双方を自作で別アカウントにて記載したり、果てはまともな質問や回答にすらなっていない、実質的には宣伝のみのものまで。
で、CGMには欠かせない運営側の品質チェックと適切な対処が成されず、全体的な品質悪化が懸念されたため......というか実際そんな状態になっているため、今回の措置が取られた次第。対処が間に合わないという理由は分からなくもないけど、それが事実上大義名分、姿勢を見せるだけの免罪符的なものになってしまって、実質無法状態と化しているのでは、仕方がないよね。
早速、昔の2ちゃんねるのように「http://うんたらの部分の頭のhを抜いて投稿すればいい」的な話も出てるけど、いちいちコピー&ペーストしないとリンクへ誘導できないってのは、彼らがやろうとしている「悪質な誘導」にはマッチしないと思う。初心者はそんなめんどいことはしないものね。
まぁ知恵袋に張られたリンクも直接リンクでは無くリダイレクト状態なのでSEO的には直には関係ないけど(純粋な集客、利用者誘導にはプラスとなる)。やり取りの内容も正しいものか否かという意味では非常に怪しげなものが増えてきているし、色々と検索していて知恵袋が上位に来ると、結局それ自身ではなくて、そこからさらに「本来上位表示されるべき」一次ソースをたどらねばならないし、多くはむしろ知恵袋の内容がノイズとなったりする。誤情報にまどわされるってところね。
知恵袋の回答は、残念ではあるけど、決して一次ソース、精査の際の情報源にはなりえない。何しろ誰だって簡単に捏造できるんだから。まとめサイトやネイバーまとめ同様、検索エンジン側でどうにかしてくれないかなあ、という感はある。検索を利用している人は、人気投票の結果を知りたいんじゃないんだから。
それはともかく。URLの貼り付け禁止はいつまで続くのかな。排除したい業者側は禁止解除を手ぐすね引いて待っているだろうし、根本的な解決策を導入しないといたちごっこな気がするな。短縮URLはもちろん、指定URLの貼り付け禁止(NGワード化)が妥当な線だろうけど、これも管理を面倒くさくするし、処理も重たくなるだろうし、なあ......
コメントする