速報・ビッグコミックスピリッツ 2014/4~6月分印刷証明部数 18.3万部。前四半期比でマイナス約5400部
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 7月 28
↑ 雑誌印刷実績変移(ビックコミックスピリッツ)(部)
先日、日本雑誌協会が発表した2014年4月から6月期における印刷証明部数。【「ヘイポーの謝罪文レベル」なスピリッツ「編集部の見解」(まだ未確定)】などをはじめ何回かに渡ってお伝えした、例の「美味しんぼ」問題の見方の一つとして「炎上商法じゃないの?」ってのがあったんだけど、今件データを見る限り、そのような結果は出なかった。前四半期比でマイナス2.9%、前年同四半期比でマイナス10.9%。下方トレンドが加速化したようには見えないけど、持ち直したようにも見えない。
ツイートに対するレスで指摘のある通り、先日【小学館の月刊漫画誌「IKKI」、9月発売号で休刊・連載陣の今後は7月25日発売号で発表】で伝えた「IKKI」の休刊に伴う統廃合でリソースを付加して多分に底上げを狙う考えもあるようだけど、元々「IKKI」自身が部数として1万部程度でしかなく、そこからの読者がどれだけ狙えるかは未知数。しかも今件の「美味しんぼ」問題での対応は、けっしてほめられたものではなく、それを機会に離れた読者・読者予備軍も少なくないことを考えると......今後はどうなるのかしらね、と首を傾げたくなる感じ。
今件の問題を受けて部数の底上げが数字として明らかになったら、「これはステキ」とばかりに同じような事を繰り返す可能性はあったけど、実態としてそのような値は出なかった。正直なところ、それだけでも良かったと思っている。
ちなみに今件も含めた詳しい印刷部数動向の精査記事は来週以降。もうちょっと後にデータが出ると思って、油断していた(笑)。
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