前年比は6.5%減、かな? 清涼飲料水の自販機の節電状況

| コメント(0)

【全清飲 清涼飲料自動販売機の総消費電力量削減活動2013年進捗状況 】

↑ 総消費電力量削減の進捗状況
↑ 総消費電力量削減の進捗状況


清涼飲料自動販売機の総消費電力量削減を業界あげて推進し、2013年は、2005年比で47.2%削減を達成しました。この47.2%削減は省エネ型自動販売機の積極的な導入、特に最新省エネ機であるヒートポンプ自販機の投入が削減率の向上に2005年比43.4%削減と大きく寄与しました。また、2009年より屋内設置自販機の照明の24時間消灯を推進していますが、2013年は約9割の自販機で消灯し、3.8%の削減寄与となり、併せて2005年と比較して、47.2%の総消費電力量の削減となりました。

元々中長期的な節電計画が立てられていたところに、震災で大きな電力減退の需要が生じたこともあり、加速度的に節電対策が求められるようになった自動販売機。特に震災直後の「感情論だから」という免罪符を振りかざす形で繰り広げられた、狂乱的な焼き討ちすらイメージさせるような、非論理的なバッシングの状況は、今なお脳裏に深く刻まれており、先日のように思い起こさせるレベルの話。酷いのになると複数台数並んでいる写真を見つけては「無駄だ」とドヤ顔で叩いたり、「全部無くしてしまえば面倒が無くて良い。こんなにあるのは日本だけだ」と論理飛躍をする始末。

まぁそれはともかく。先日発表された電力量総体の削減状況。たばこ自販機の減退をはじめ、自販機の数はほぼ横ばいから減退気味。総数では2013年末で509万4000台。これは前年比でマイナス3.0%(【自動販売機の現状をグラフ化してみる】)。飲料自販機に限れば前年比でマイナス0.2%。特にアルコール類の自販機の減り具合が大きい。

自販機そのものの減少に加え、省エネ型の自販機普及率の高まり、屋内設置自販機の照明の24時間消灯の浸透も合わせ、基準となる2005年比で47.2%の削減となったという。「2005年比ってもよくわかんね」というツッコミもあるだろうから試算すると、2012年では2005年比で56.5%、2013年は52.8%の電力消費量になるので、2012年から2013年の1年間で6.5%ほどの電力消費量減退が果たせたことになる。これは結構大きいレベル。

省エネ型自販機の普及が進むに連れて、減退率も少しずつ減っていくんだろうけど、また今夏にはバッシングの動きも生じてくるんだろうなあ......自分の行動範囲でも例のシロクマの省エネ自販機は随分と見かけるようになったし、たばこ自販機をはじめ撤去されたのも随分増えたんだけど。最後の一台が消えるまでってことなんだろうな、そういう筋の人にとっては。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2014年7月 1日 06:56に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「セブン-イレブンのうどん麺がよりウマーになったとの話」です。

次の記事は「情緒あふれる感がある・コンビニ店頭前の野菜売り場が一工夫されていた」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30