【季節予報(7-9月)(気象庁)】
【太平洋海面温度は弱いエルニーニョ状態=豪気象庁】
↑ 6月25日時点の今夏の平均気温予想
先月の気象庁の観測では「今年はエルニーニョが発生するかもしれない」「エルニーニョが発生すれば冷夏になるかもしれない」とのことで、冷夏予想が可能性として挙げられ、それがいつの間にか必然扱いされるという、伝言ゲームというか煽動商法に悪用されたというか、そんな状況。一方で、6月初旬の高温などを受けて、なぜか気象庁にバッシングがいくという、おかしな事態も。
で、先ほどそのあたりを確認したところ、気象庁の定点観測的なエルニーニョ観測情報は今のところ6月10日付の5月分が最新。6月分は恐らく7月10日前後かな。今のところブルームバーグの引用ニュースにある通り、まだエルニーニョ状態には無い。一方気象庁の最新中長期予報によると、「夏にはエルニーニョ現象が発生する可能性が大きいことと、フィリピン付近の対流活動が活発なことが考慮されています」としつつ、「7月は平年並み」「8月は西日本でちょいと高めの気温」「9月は西日本でちょいと低めの気温」っぽいかなぁ、という予想が立てられている。
降水量も7月は全般的に多め、そして8月は西日本で少なめになるっぽいとの話で、電力事情の観点でいえば、8月は西日本で結構難儀させられる状況が予想される。
まぁ今件も予想の範囲なので、必ず的中するというわけでは無いけど、最新の情報を基にした、多分に統計学的な観点も含めた話なので、まったくのあてずっぽうなものでもなく、それなりに対応行動の基準としてとらえてもよいと思う。商業面では冷夏懸念が避けられるのでポジティブだけど、それ以上に電力の面では心配だなあ......。
とりあえず7月10日前後のエルニーニョ観測情報が出た時点で、本家サイトでもとりあげようかしら。
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