【エネルギー消費量とGDPの関係をグラフ化してみる(エネルギー白書)(2014年)(最新)】
@gnewscom @Fuwarin 先生質問。なんでエゲレスはあんなに高効率なんでしょうか?日本以上に高効率とはちょっと思えないです。
— MAD_DEMON (@MAD_DEMON) 2014, 7月 29
先生云々は別として。先日本家サイトで挙げた記事において、イギリスは日本以上に効率よくエネルギーを使って経済活動をしているという事実について、なんでやねん的なお話が。実はこれ、当方もどうしてなんだろうなあと思っていて色々探していたんだけど、これがなかなか見つからなく、頭を抱えていた......
......のだけど。たまたま偶然、先日、そのままズバリの回答を示すレポートが発表されて、その奇跡に全ふわりんが狂喜した。
@MAD_DEMON ここにズバリそのままの回答が。明日LSで補足します 「エネルギー原単位の国際比較、民生部門の省エネルギー 課題ならびに海外事例について」(2014/07/24開催)PDF http://t.co/z9oO0xvf2c
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 7月 29
↑ イギリスの高効率の理由
同レポートでは他にドイツの事例も挙げられているけど、それも合わせなるほど感。産業構造の違い、転換部門の割合の違い、そしてデフレと震災要因。これが大きく影響してるんだな。
特に震災周りは当方もグラフ作成時に感じていた話。以前のデータと比べて他国との差異があまり出なくなってしまっている。来年発表される白書の2012年分では、さらに他国との差異は縮まり、イギリスなどとの差は開いているだろう。つまり「稼ぎの効率が悪くなっている」ということ。電力周りが足を引っ張っているってのは、こんなところにも表れてきているわけだな。速いところ「旧に復する」状態に戻していかないと、傷はますます悪化しかねない。
IEEJのレポートは他にも役立つ話が多い。機会があればがっつりと読んでおくことをお勧めしたい。
イギリスの数値がいいのは、風力発電の発電量が非常に大きいからです。偏西風のおかげで、安定した電力を常に発生しています。