オスプレイの来襲が極端に嫌われるワケは「ネタばれ」かもしれない

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すでに各報道などで伝えられている通り、新型輸送ヘリ「オスプレイ」が先日厚木基地に来訪した。東日本に現れたのは今回が初めてで、当然色々な方が騒ぎを起こしている。オスプレイに関しては沖縄の普天間基地への配備段階から、やれ騒音が激しいだの事故リスクが高いだのとその危険性をまるで未知の宇宙人が襲来するかのように語られているけど、事故リスクは既存のヘリよりも低く(報道されているか否かだけの問題&実用前の試験段階でのデータまで含めて語られている)、騒音についても計測値、さらには実際に見聞きした結果としては従来のものと比べても静かなことが明らかにされている。まあ、形状が通常のヘリとは別物なんで、なんだか怖そうってのはあるんだろうけど。ぶっちゃけると江戸時代の人が飛行機を見た時のような、そんな感じ?

で、なぜここまで沖縄以外の、多くの人の目に留まるような場所でのオスプレイの展開を一部の方々は拒絶するんだろうか......ということで、ふと昨日頭に思い浮かんだのが、


という話。遠い場所での話なら、いくら事実が別のものでも、色々と表現を工夫したり演出を施したり、話を盛ることで、その恐怖感や忌避感を煽り、反対すべきものとして印象を付けさせることができる。ところが多くの人に実際に目撃され、その状況を確認されると、「ものすげえ騒音」「うるさくてかなわん」という話が、単なる出まかせであることがばれてしまう。そのような主張のバケの皮がはがされてしまうわけだ。だからこそ、それらの表現を使って話を盛っていた人たちにとって、オスプレイは「絶対に目の前に現れるな、皆に目撃されるな」的な存在であり、来訪は自分達の存在意義そのものにも関わる事態であったわけだ。


オスプレイとて神の道具ではないのでリスクはゼロではないし、騒音がまったくないというわけでもないけれど、少なくとも既存の古いヘリと比べればはるかにそれらの点で改善が施されている。にもかかわらずあることないことではなく、無いこと無いこと掲げてシュプレヒコールを上げていた方は、今後どうするのだろうかしら。

サラダ記念日じゃないけど

厚木に降りた時の音が静かだねと君が言ったから7月15日はオスプレイ記念日

ってのも、ホント、ありかもしれないな。

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このページは、不破雷蔵が2014年7月16日 06:45に書いた記事です。

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