何も知らない事務員とか見回りがサーバールームの空調温度が22度とかになっているのを発見して勝手に28度設定に変えたりする非常にキケンな事案が各所で発生してますね。 サーバールームの空調パネルには「温度設定変更によってサーバー機器全滅の可能性がありますので責任の持てる方のみ」が必須
— もち (@mochim9) 2014, 7月 14
「22度」という温度設定はケースバイケースだけど、いくつかの法令がベースとなっている「夏は温度設定は28度にしようね」という話を、サーバールームにまで強引に適用する事例があるという話。これ、少しでもサーバー周りを知っている人なら冗談話にしか聞こえないんだけど、実はあまり冗談でも何でもない。
温度設定を通常の部屋同様に28度にしよう云々ならまだ良い方で、節電とばかりに夜間において電源コードをぶち抜くという事例も見聞きしたことがある。当方も昔、実際にサーバールームの温度を他の部屋同様にしよう、この部屋は涼しすぎるとドヤ顔して該当する部屋に入り込んできた人に、思いっきりツッコミをした経験があるだけに、笑うに笑えない(その時当方がそれなりの権限があったので、状況を説明の上押しとどめることはできたけど、もし当方にその権限がなかったらと思うと...)。
無難なのは引用ツイートにある通り「温度設定を変更するのはサーバーに何かあったらその責任を取れる人のみ」と明記する事。でもそういう貼り紙などをしても、頭の固い、デジタル機器などの状況に疎い、そしてそれなりの役職にある人はその重要性を認識せず「どーせこんなの脅しだろう」とばかりにやらかしてしまう可能性がある。
実際に温度を上げてサーバーのデータが飛ぶような実証実験の映像でもあれば、それを教習的に見せて...という手もあるんだろうけど。「熱さ対策」の映像は結構あるけど、熱暴走・データ欠損の実証実験のはないんだよね。
とまれ。今年は去年以上に節電問題に注目が集まり、指摘のようなリスクの体現化が想定されうる。くれぐれもご注意を。
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