いわゆる「ガラケー」って呼び方は好きじゃなくて

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↑ さまざまな携帯電話達
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以前にも何度か取り上げた、携帯電話の呼び方。明確なルールがあるわけでは無いので当方では独自ルールを設けている次第なんだけど、この数か月の間にちょいとした変更を行っている。

これまでは「携帯電話」は旧来のiモードなどを搭載した、ボタン式の電話「一般携帯電話」(日本の場合は機能が充実しているので「マルチメディアフォン」と呼ぶこともある)と、画面上をタップさせるなどして操作する「スマートフォン(スマホ)」を合わせたものの呼び方としていた。これはまだ旧来の携帯電話の方が主流、少なくともそのようなイメージが強く、スマートフォンは新興勢力的な状況だったから。つまり「一般的な携帯電話」が旧来の携帯電話だよ、ということ。

ところが昨今では新商品はスマホばかり、中堅層位までは携帯電話の利用性向でも多分がスマホで占められるようになり、「一般」的な携帯電話が従来型では無くなっている雰囲気が強くなってきた。そこでこれまで「一般携帯電話」と呼んでいた旧来の携帯電話を「従来型(携帯電話)」と呼び換えるようにしている。「スマートフォン」はそのまま。

一方、従来型携帯電話の呼び方として世間一般では一時的に広まった「ガラケー」、つまり「ガラパゴス携帯(ケータイ)」については、意識的に使わないようにしている。元資料で使われていた場合に注釈的に、あるいは一部で「いわゆる」という形で補足的に使うこともあるけど、メインでは使わない。

確かに世界の動きを見ると、日本の従来型携帯電話、マルチメディアフォンの利用状態は特殊なものにあるけど、これは進化形態・歴史を見れば特に不思議なものではなく、特段非難されるようないわれのものでもない。しかしながら「ガラケー」という表現には多分に自嘲的、非難的な香りが強くて、理不尽さを覚えるんだよね。何でわざわざそんな言い回しにするの? みたいな。だからこそ、使わない。「子供」という表記を「子ども」と書かなくなったのも似たような、首を傾げる考え方によるものだったけど、そういう類のこだわり。

ツールが利用地域の特性に沿って進化変容をとげていくのは、どのようなものにでもあることなのにね......。

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このページは、不破雷蔵が2014年7月20日 07:22に書いた記事です。

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