チキンの件でマクドナルドの対応が以前と比べて速いな、と思った次第

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日本マクドナルドは「すべてを、お客様のために」の方針のもと、お客様からのマクドナルド商品へのご不安の高まりに対応し、チキン商品を全てタイ製に切り替えました。マクドナルドは、お客様にご提供するお食事の品質と安全を最も大切にしております。 今回、お客様に安心してお食事をお楽しみいただくためには、商品がどこで製造され、日本マクドナルドがどのように品質や安全性を確保しているかをお伝えする必要があると考え、最終加工国、主要原料原産国の情報公開と品質管理体制の強化を決定いたしました。


先日の【「ナゲットもやっぱりケンタッキー。(国内産チキン)」な広告】でも触れたけど、中国内の「上海福喜」における食品問題を受けて、マクドナルドでは21日に販売を停止したことを22日に発表、販売再開が23日、そして中国製のチキン全商品を停止し、タイ製に切り替えると発表したのが25日。さらに29日付に当方の携帯あてにもメルマガとして着信したのもあるんだけど、食品の安全性に関する取り組みとして上記のような話をどーんと展開し、さらには【平成26年12月期第2四半期連結累計期間業績予想との差異および通期業績予想の修正のお知らせ】も発表し、費用の増加と今後のビジネスへの影響を現時点では見積もり切れないため、業績予想を未定に切り替えている。

今回の発表資料の内容を受けて、まとめサイト周りではまた「ネタゲットだぜ」とばかりに騒ぎ始めているけど、それはともかくとして。確かに複数企業に渡る問題ということもあり騒ぎが大きかったのは事実だけど、それにしてはマクドナルドとしてこの類の対応においては、これまでの事例と比べてスピーディーな気がするのは当方だけだろうか。

「のど元過ぎれば熱さを忘れ」ではなく「肉を切らせて骨を断つ」的な雰囲気......というとオーバーかもしれないけど、少なくとも以前ではここまで踏み込んだ対応はなかなかできなかったような気がしてならない。どのような結果が出て来るのかまでは現時点では未知数だけど、少なくともこれまでとは違う展開を見せるであろうことは容易に想像はつく。

元々マクドナルドはここしばらくの間、迷走......というか起死回生策を模索してもがいていたような状況。今件が「災い転じて福となす」になるといいのだけどね。

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このページは、不破雷蔵が2014年7月30日 06:08に書いた記事です。

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