約200倍のレートで外国通貨の両替を行う「株式会社ノルディア」に対し、消費者の利益を不当に害する行為を確認しましたので、消費者安全法の規定に基づき、注意喚起を行いました。http://t.co/QFDmX51iDX
— 消費者庁 (@caa_shohishacho) 2014, 7月 31
ISIS周りでシリアやイラクの騒ぎが大きくなってきたことを受けてか、こんな話が。200倍云々とあったからFXでの取引の問題かなと思ったら、それどころの話じゃなく、詐欺同然の話だったということ。
「元々の200倍もの高いレートでシリアポンドを引き取らせる」「20年間の再両替を保証する・もっと高いレートで買い取るとの連絡も来る」「しかしシリアポンドを送ってきた業者も、高いレートで買い取るとの業者も、連絡が取れなくなる」という、海外紙幣を使ったありきたりなパターンと何ら変わらない。シリアがニュースなどでよく話題に登るので、それに便乗した形。暫くするとレバノンやウクライナあたりも出てくるような気がするな。
騙される人は一攫千金の夢を見てということなんだろうけど、そんなチャンスがあるのならそもそも他人に勧誘したりはせず、自分自身で最大限の利益を上げるはず。「他人にこの喜びを云々」というのなら、得た利益を直接日本円で配れば良いだけの話。まぁ、詳しく理解できないことには手を出さないってのは、お金周りの話では原則中の原則だね。
ちなみにリリースにもあるけど、1000シリアポンドは、今業者では15万円での交換レートを提示している。しかし実際には680円から740円程度が妥当なレートとのこと。こりゃ業者から見れば一攫千金には違いないわな(溜息)。
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